貯蓄のためには支出について把握しなければなりませんが, そのためには家計簿をつけることが大切です.
今回は, 家計簿の書き方について具体的に紹介します.
家計簿は, あまり神経質になってしまうと長く続かないもの. とにかく続けることが大切ですので, 支出の要点を押さえて取り組むようにしましょう.
支出項目はの数は 8 〜 10 個が目安
支出の項目を細かくすることで, 支出について詳しく把握することが家計簿の目的です. しかし, あまり多すぎると支出項目を管理しきれなくなってしまいます. そこで, 目安となる支出項目は 8 〜 10 個程度. たとえば,
- 食費
- 電気
- ガス
- 水道
- 電話
- 交際
- 趣味・娯楽
- 被服・美容
- 交通
- 日用品
- クレジット
といった項目に分けてみましょう.
こういった項目を基本項目として, 分類がすぐに思いつかないような支出は「その他」の項目にまとめてしまいましょう.
毎月の集計は, 給料日か月末に
家計簿を集計するサイクルは, 通常は 1 ヶ月です. この 1 ヶ月の区切りは, 給料日か, もしくは月末に設定しましょう. 給料日に設定すれば, 収入・支出とといったおカネの流れをより把握しやすくなります. 同時に, 通帳への記帳を必ずしましょう
クレジットカードの利用はどのタイミングで記録する?
クレジットカードは, 契約内容によって支払日が異なりますので, ついつい家計簿への記録がおろそかになりがちです. クレジットカードの家計簿への記録は, クレジットカードを利用した月に行いましょう. こうすることで, 記録漏れを防ぐことができます. 支払い月での記録は, 記録漏れを起こしがちになってしまいます.
端数は思い切って省略しよう
家計簿に正確に記録することは大切ですが, 1 円, 10 円単位の端数は思い切って省略してもかまいません. というのも, 家計簿はおカネの流れを把握し, 支出の「クセ」を洗い出すためのものだからです. 端数の省略は, 無理のない家計簿の継続にも効果的です.
支出の合計を 1 週間ごとにチェックしよう
週に 1 度のレシートのチェックは, 支出の合計の確認だけでなく, お財布の整理という効果も. なんとなく浪費してしまうタイミングや, 無意識に買ってしまうものなど, おカネを使うクセが見えるようになります.
今回は, 具体的な家計簿のつけ方について紹介しました. 次回は, ついつい生活のなかで忘れがちな, 臨時支出について詳しく紹介します.
- 次回 ⇒ 臨時支出を忘れずに!