貯蓄のためには, 家計簿をつけることが大切です. 家計簿をつけることで, 毎日のおカネの使い方の「クセ」が見えてきて, その「クセ」が悪い「クセ」であれば, 治すことで貯蓄につながる, ということです.
臨時支出を見える化しよう
ただ, 家計簿をつけるだけではなかなか見えてこない,「クセ」以外の支出があります. それが,「臨時支出」です. 臨時支出には例えば, 賃貸住宅の更新料, あるいは年払いの保険料, そして急な冠婚葬祭費があります. こうした臨時支出もまた, 毎日の生活にかかる支出へと想定しておかなければなりません.
そのためにまず, 1 年間にかかる臨時支出を書き出してみましょう. そうすることで, どのくらい臨時支出に必要なのかが見える化されます.
臨時支出の積み立て方法
1 年間にかかる臨時支出を書き出し, 見える化 = 予算立てができたら, 臨時費用として毎月貯蓄しましょう. その際もちろん, 臨時支出のある月が赤字にならないようにしなければなりません.
理想としては, 貯蓄用口座とは別の口座と作りたいところですね. そうすると, 管理が断然簡単になります. ボーナス月にまとめて貯めるのもよいでしょう.
予算を立てても想定外の支出が発生することもあります. そのために, 予備費は確保しておきたいところです. ライフスタイルにもよると思いますが, 10 万円単位で用意したいですね.
臨時支出の具体的な項目
臨時支出を書き出すと言っても, なかなか想像しにくいものです. ここでは, 具体的な臨時支出の項目を紹介します.
住宅関連費
- 家賃の更新
- 家電の修理・購入
- 家の修理
保険料 (年払い)
- 医療費
- 生命保険
交際費
- 両親への贈り物
- 恋人・友人への贈り物
- 出産祝い
- お中元・お歳暮
旅行, 帰省費
- 帰省
- 国内旅行・海外旅行
冠婚葬祭費
- 結婚式のご祝儀
- 結婚式の二次会
- ドレス, ヘアメイク
- 香典
自動車関連費
- 自動車保険
- 車検
- 自動車税
医療費
- 入院費, 治療費
- ペットの予防接種
上記の項目を参考にして臨時支出の予想額を書き出したら, 合計を 12 ヶ月で割り, 1 ヶ月の平均支出を貯蓄しましょう. いざというときのための貯蓄が, 生活における安心へとつながります.
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